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人口学のエマニュエル・トッド

人口学の大家といえばフランスのエマニュエル・トッドが有名ですが、彼は世界帝国を築く民族と築けない民族の違いを、民族特有の家族観違いから説明しています。

 

 

 

 Wikiによれば、

 

多民族からなる帝国を築くには平等を基本的価値として持っていなければならないとする。

ローマ帝国、イスラム帝国、唐帝国は、

それぞれ

 

平等主義核家族、

内婚制共同体家族、

外婚制共同体家族

 

の帝国であり、先験的な平等意識に支えられている。

 

 

一方、直系家族であるドイツ、日本、かつてのアテネは、どれも自民族中心主義から脱することができず、帝国を築くのに失敗している。

 

 

イングランドは大帝国を築いたが、間接統治であり、他の民族を自国に統合するものではなかった。

 

  以上 Wikiより。

 

 

 

 

 トッドは世界の家族型を8タイプに分類しています。

その内、4つの家族型を以下に記します。

 

 

 

Wikiより

 

平等主義核家族 (la famille nucléaire égalitaire)

子供は成人すると独立する。親子は独立的であり、兄弟は平等である。遺産は兄弟で均等に分配される。いとこ婚は禁止される。パリを中心とするフランス北部、スペイン中南部、ポルトガル北東部、ギリシャイタリア南部、ポーランドルーマニアラテンアメリカエチオピアに見られる。基本的価値は自由と平等である。女性の地位は、娘が遺産分割に加わる社会(フランス北部)では高いが、そうでない地域ではやや低い。絶対核家族と同様、個人主義であり、子供の教育には熱心ではない。核家族を絶対核家族と平等主義核家族に分け、平等への態度が全く異なることを示したのはトッドが最初である。
 
 

 

外婚制共同体家族 (la famille communautaire exogame)

息子はすべて親元に残り、大家族を作る。親は子に対し権威的であり、兄弟は平等である。いとこ婚は禁止される。ロシアフィンランド、旧ユーゴスラビアブルガリアハンガリーモンゴル中国インド北部ベトナムキューバ、フランスのリムーザン地域圏およびラングドック=ルシヨン地域圏コートダジュールイタリア中部(トスカーナ州ラツィオ州など)に見られる。基本的価値は権威と平等である。これから、共産主義との親和性が高い。トッドがそもそも家族型と社会体制の関係に思い至ったのは、外婚制共同体家族と共産主義勢力の分布がほぼ一致する事実からである。子供の教育には熱心ではない。女性の地位は一般に低いが、ロシアは北欧の影響により例外的に高い。
 
 
 

内婚制共同体家族 (la famille communautaire endogame)

息子はすべて親元に残り、大家族を作る。親の権威は形式的であり、兄弟は平等である。父方平行いとこ(兄と弟の子供同士)の結婚が優先される。権威よりも慣習が優先する。トルコなどの西アジア中央アジア北アフリカ、フランス領コルシカ島に見られる。イスラム教との親和性が高い。子供の教育には熱心ではない。女性の地位は低い。
 
 
 

直系家族 (la famille souche)


子供のうち一人(一般に長男)は親元に残る。親は子に対し権威的であり、兄弟は不平等である。ドイツスウェーデンオーストリアスイスルクセンブルクベルギーフランス南部 (地中海沿岸を除く)、スコットランドウェールズ南部、アイルランドノルウェー北西部、スペイン北部(バスク)、ポルトガル北西部、日本朝鮮半島台湾ユダヤ人社会、ロマ、カナダのケベック州に見られる。イタリア北部にも弱く分布し、また華南に痕跡的影響がある。かつてはアテネもこの形態だった。日本とユダヤではいとこ婚が許され、他では禁止される。基本的価値は権威と不平等である。子供の教育に熱心である。女性の地位は比較的高い。秩序と安定を好み、政権交代が少ない。自民族中心主義が見られる
 
 
 
 
 

平等主義核家族、外婚性共同体家族、内婚性共同体家族の家族観を持つ民族が多民族からなる世界帝国を築いてきたのに対し、直径家族タイプの民族は、自民族中心主義から逃れられず、世界帝国建設に失敗した、と言っています。

 

 

 

この各民族のもつ家族観はアプリオリ(先験的)なもので、共同体の中で育つ中で自然に身につくと言っています。

 

 

 

 日本人の政治、文化、伝統、歴史というのは、あまりにも他には見られない日本固有のものが多いです。長く、他と交わらなかった独自の文化を持つゆえに、どこか排他的な性質もあるように思います。

 

 

 特に、万世一系の天皇家が治める日本の統治形態は多民族国家にはなりえない統治形態だと思いますし、天皇制の中で培われてきたあらゆる日本の文化や政治、社会も何らかの関係性を有しているように思われます。

 

 

 「民族や国家により異なる家族型や家族観」によって、世界帝国を築けるのか、築けないのか、がわかるというのも面白いですね。

 

 

 私は日本という国の文化・歴史は、世界を見渡しても非常に独特、希少な価値を持っていると理解していますが、トッドの言う家族型によって民族を分類することで、日本は中国などよりも、よりドイツやスウェーデン、すなわち欧州やユダヤ人とよく似ているということも理解できました。

 

 

 

 

 

自国日本に対する理解が少し深まったような気がします。

 

 

 

 

 

by 柳田

 

 

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