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ノモンハン事件(日本の置かれた状況)

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ノモンハン事件というのは、1939年の夏、モンゴルと満州国との国境線付近で行われた武力衝突です。

 

 

 

ノモンハンという言葉を初めて知ったのは(タイトルは忘れてしまったのですが)村上春樹の何かの本でした。

 

 

確か、ノモンハンの戦闘で捕虜になった日本兵が、生きたまま敵兵に生皮をはがれる、というシーンがあり、そのあまりの残酷さに、私の頭にノモンハンという言葉がその血生臭い薄気味悪いシーンと共に焼き付けられてしまっていました。

 

 

 以来ずっと、忘れていたのですが、先日たまたま書店でおもしろい本ないかな・・・と探してると、ノモンハンという言葉が目に飛び込んできました。

 

瞬間に、あのおぞましい生皮をはがれる日本兵のシーンが思い出され、生血が臭うような気がしてきます。

 

 

本を手にとって見ると、半藤一利著の「ノモンハンの夏」という文庫本でした。

 

 

 

裏の解説を読むと、司馬遼太郎が、晩年ノモンハンを書こうとしていたが志半ばで倒れられ、共に取材していた著者が後年著した本のようです。

 

 

ということで、面白そうなので、購入し読んでみることに。

 

 

 

ノモンハン事件が起きた日本の当時の時代背景を簡単にまとめてみます。

 

 

 

 

1931年9月     満州鉄道爆破事件をきっかけ

             に、日本の関東軍が満州を占領

             する。

 

1932年3月1日  満州国建国

 

1937年7月     蘆溝橋事件→日中戦争へ突入

 

     12月     関東軍、南京占領

 

1938年5月     関東軍、徐州占領

 

1938年10月    関東軍、漢口・広東占領

 

 

 というように、日中戦争は表面的には連戦連勝となっていたが、中国の広漠たる大地のここかしこに24個師団以上(約50万人)の兵力をとらえれ、それ以上の兵力動員は無理な状況でかつ、既に兵器生産能力も限界に達していた。

 

 そればかりか、満蒙の東、北、西におよぶ4000kmの長大な国境線で対峙するソ連軍の脅威は深刻化する一方という状況。

 

 1931年の満州事変以後、満州国境を守るソ連軍は、国境線でのトーチカ陣地の構築に力を入れだし、シベリア鉄道の輸送力改善もあり、軍容が日々強化されつつある。

 

一方、満州鉄道の整備は中国あちこちに跋扈する匪賊に邪魔されて思うように進まない。

 

 

 

1931年の日ソの互いの軍容は下記の通り。

 

 

 日本軍11個師団に対し、ソ連軍30個師団。

 日本軍戦車200輌に対し、ソ連軍2200輌。

 日本軍飛行機560機に対し、ソ連軍2,500機。

 

 

 広大な中国大陸で戦いながら、満蒙国境でのこの圧倒的な軍事力の差に、明日にでもソ連が侵攻してくるかもしれない、と陸軍参謀本部は恐怖感で背筋を凍らせていた・・・。

 

 

そもそも、日中戦争勃発時、陸軍幹部は、中国軍は一撃加えれば屈服するという(「中国一撃論」)ように、安易に考えていた。

 

将来のソ連との戦いに備えて、まずは中国の蒋介石をたたいておく、たたけば簡単に降伏する、と安易に考えていたようである。

 

 

陸相杉山元(はじめ)大将は昭和天皇に

 

「事変は一ヶ月で片付くでありましょう」

 

と明言したらしい。

 

 

しかし、当時陸軍が保有していた弾薬量は兵力30個師団の4か月分に過ぎなかった。

 

 

あいまいいい加減に、勇ましい「中国一撃論」のみが一人歩きし始まった日中戦争は、早くも6ヶ月後には戦術転換せざる得なくなっていた。

 

 

 中国側の背後では米英が既得利権を守る為、蒋介石を助けている。日本は長期戦になれば武器弾薬が尽きるとみた蒋介石は、長期戦を呼号していて和平に応じるには程遠い有様だった。

 

 

1939年の夏を迎える頃、陸軍参謀本部作戦課は、こう考えていた。

 

日中戦争の戦線拡大を止め、戦線縮小し守勢の陣をはる。

そして、対ソ戦に向けて、軍備の増産をはかるべし・・・

武器弾薬の消費から備蓄への転換の年とすることを考えていた。

 

 

 

とまあ、1931年から1939年の日本は泥沼化してきた中国との戦争、いつ攻めてくるか分からないソ連軍への恐怖、というようにかなり緊迫した状況、戦時体制だったことがわかります。

 

 

 

そんな状況の下、ノモンハン事件が起きたのです。

 

 

 

 by 柳田

 

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