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ノモンハン事件(1939年8月31日停戦・講和)

1939年8月29日AM8:00、ついに関東軍に撤退命令が下される。

しかし、主力の第23師団は小松原師団長自ら敵地最前線へと救援に向かっており、敵地深く入り込み、すぐに伝わらない。ようやく小松原師団長が撤退を開始したのは8月31日午前0時だった。

 

この戦闘での関東軍第23師団の犠牲者は

 

出動人員 15,975人、うち損耗(戦死傷病)は12,230人で損耗率は76%。

 

関東軍全体では

出動人員58,925人、

戦死者7,720人、

戦傷者8,664人、

戦病者2,363人、

生死不明者1,021人、

 

全損耗は計19,768人となっている。

 

 

ちなみに、日露戦争遼陽会戦の死傷率が17%、

奉天会戦の死傷率が28%、

太平洋戦争最も悲惨といわれるガダルカナル会戦の死傷率が34%、

 

となっており、いかにノモンハンの戦いが過酷だったかがわかる。

 

 

ソ連側の損害は、

 

戦死者6,831人、

行方不明者1,143人、

戦傷者15,251人、

戦病者701人、

 

となっており、ソ連人、モンゴル人あわせると全損耗は24,492人となっている。

 

圧倒的な火力・兵力をもってしても、日本以上の犠牲者を出さざる得なかったことがよくわかる。というより、日本がいかに勇敢に戦ったかがわかる。

 

ソ連軍を指揮していた司令官ジューコフは、モスクワに凱旋した時、スターリンから日本軍の評価を質されたそうだ。その時、ジューコフ司令官は日本軍の下士官兵の頑強さと勇気を心から賞賛したそうだ。

 

 

 

ノモンハンで戦闘が続いてる一方、ヨーロッパでは英仏と独、ソ連が外交的な駆け引きを行っている。

 

独は日本との同盟が難しそうだと、判断してソ連と手を組むことを視野に入れてきていた。

そして、独ヒットラーはスターリンに独ソ不可侵条約締結を呼びかける。お土産として、バルト3国とポーランドの半分をあげる、という。

 

東で戦っている日本との戦闘は、ほぼソ連の完勝で終結が見えてきている。スターリンがもっとも恐れていた状況は独と日本が同時にソ連を攻めてくる、という二正面攻撃であった。日本は完膚なきまでに叩きのめしたからしばらくは出てこれない。

 

独と手を結べば、バルト3国とポーランドが手に入る。

そのうちに英仏米と独との戦争になれば高見の見物で漁夫の利を得られる。

 

独ヒットラーにすれば、ソ連と組めば、英仏のチェンバレン政権とダラディエ政権は転覆すると読んでいた。ポーランドを侵攻しても、背後のソ連が抑止力となって、反撃してこないだろう、と。

 

しかし、その予測は外れる。

英仏は宣戦布告してきたのである。第二次世界大戦の始まりである。

 

一方、8月23日に独ソ不可侵条約締結するというニュースが8月21日午後11時に在独大島日本大使に独より伝えられる。日本にとってはこれは全くの寝耳に水だった。

 

日本の目下の脅威はソ連である。ソ連をけん制するために独と同盟を結ぼうと画策している最中の出来事である。

東京の参謀本部は落胆したことだろう。

 

 

 

ノモンハン現地では9月18日から21日まで4日間の停戦交渉が行われた、史上まれに見る惨劇は幕を閉じることとなった。

 

 

このノモンハン事件の作戦を作成し指揮した関東軍参謀の服部と辻両名は一時閑職へと左遷されて中央から居なくなるのだが、翌年に服部が、2年後に辻が東京の参謀本部作戦課へと復職してしまう。

 

そして、両名が参謀本部及び日本国民を太平洋戦争へと導いていってくれるのである。

 

 

 

 

著者は、

 

「なぜこの二人を止めることが出来なかったのか?」

 

「なぜこの二人の意見に参謀本部作戦課全体がミスリードされてしまったのか?」

 

 

と、問いかける。

 

 

 

ノモンハン事件の首謀者である服部・辻の二人が、ノモンハン事件を反省・整理・総括しないまま、参謀本部作戦課へと舞い戻り、さらに今度は数百万人という規模の犠牲者をだす悲劇の大戦争へと、日本を導いていくことになる。

 

 

 

当時、日本軍の中枢であった参謀本部という組織は、さしずめ、現在の日本の一部上級国家官僚たちといったところでしょうか。

 

 

 

 

 

by 柳田

 

 

 

 

 

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