フィンランドとは「フィン人の国」と言う意味だそうです。
現在のフィンランドの土地には旧石器時代に初め、南にフィン人が農業や漁業で生計を立て、のちに北にトナカイの狩猟・放牧をするサーミ人が住み着くようになる。西暦400年頃、ノルマン人の巣ヴェーア人が沿岸部に移住してきた。
1155年、スウェーデン王エーリク9世がフィンランドを征服し、カトリックを広める。16世紀の宗教改革でスウェーデンのグスタフ1世がルター派を受け入れところからプロテスタントが広がっていった。1809年ロシアのアレクサンドル1世はフィンランド大公国を建国宣言し、自らフィンランドの大公となって支配した。1917年ロシア革命が起こるとフィンランドは独立を宣言、翌年、共産主義政権が誕生した。第二次世界大戦ではドイツ・イタリア・日本と共に枢軸国側について参戦したが敗戦し、ソ連の勢力下におかれた。
ソ連崩壊後、1994年にEUに加盟し、2000年にはユーロを導入。
周りを強国に囲まれ、大国に翻弄されてきた苦難の歴史ともいえますが、絶妙なバランス感覚で激動の歴史を生き抜いてきた、ともいえるでしょうか。教育熱心なのも核シェルターを義務付けてるのも、絶えず隣国や大国への危機感を維持しているからなのかもしれません。日本も資源がない分、勉強しないと食ってけないよーと子供の頃から、学校の先生たちに言われていたような気がします。日本は教育の建て直し中ですが、やはり、国の存立の基本は教育だと思います。
写真は生神女就寝大聖堂(しょうしんじょしゅうしんだいせいどう)。
ロシア帝国の建築家:アレクセイ・ゴルノスターエフの設計により1862年から1868年に建設。
何か、日本語で書かれると、生身の女がいけにえになって裸で寝てるのか?という妄想を書き立てられるおどろおどろしい名前ですが、意味は下記のとおり。
「イエス・キリスト)の母、生神女マリヤが永眠したことを記念する正教会」wikipediaより
by 柳田
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