株式会社彩創建築設計の最新情報をご紹介します。

株式会社彩創建築設計

blog&news

TOKAIアクア富士山プラント

写真01

TOKAIアクア富士山プラント。

(2015年8月4日、見学)

 

 

 

静岡県富士宮市にある「富士山の天然水 うるのん」の工場です。

 

 この工場から全国へ出荷していて、現在、日本全国一律で、1本12リットル、1800円(税込み、送料込み)で販売しています。

 

 硬度が22.4mg/lと低いため、すっきりさわやかな味わいで、とてもおいしいです。PHは8.1。

 

 水プラントの製造能力は1本、12リットルのガロンボトルを、250本/時で製造できます。ほとんど、機械化されていて人間の関わる部分は極小化されています。

 

 この「うるのん」はワンウェイ方式といって、製造して自宅へ配送したのちは、ボトルを回収しません。使い捨てです。

 

 それに対して、ツーウェイ方式とは、アクアクララやクリスタルクララのように、空になったボトルを自宅まで行って回収し、そのボトルを洗浄して再利用する方式です。

 

 この工場では始めに、人間がボトルをセッティングした後は、最後にダンボールに梱包されて、数十個のグループにビニールでぐるぐる巻きにされるまで、全自動。人間は、梱包される直前での最後の製品検査で、目視にて最終検査を行うのみです。

 

 リフトでの製品搬送を含めて、5~6人の実働するスタッフと2名の管理スタッフで、この大工場を運営しています。

 

 この、水充填システムの製造ラインは、二階のガラス張りの通路から見えるようになっており、管理のしやすい設計となっていると同時に、外部の見学者や顧客への工場見学時のギャラリーとしても機能していて、このようなオープンな工場は他には、あまりありません。

 この会社の水製造ラインの徹底した衛生管理体制への自信の表れだと思います。

 

 

 

 水充填室は最も衛生管理を厳しくしないといけない区域ですが、この工場の水充填室内への虫の侵入は実績として0匹だそうです。

 

 水プラントは水源の関係で、ほとんどが山の麓にあります。まわりは自然豊かな山々に囲まれていて、どうしても虫の問題に悩まされることになります。

 

 今まで、いくつかの他メーカーの水プラントを見学させて頂きましたが、ここまでのレベルの高い衛生管理はしていませんでした。

 

 ただし、ここまでになるのには、いろいろな試行錯誤があり、少しずつ改善してきた結果です、とのこと。

 

 効果が高かった改善策は、最も重要な水充填室を、このラインの中で一番の陽圧(室内換気回数、60回/時)にしたこと。気圧の差で、ここに虫や菌などが入ってこないようにしたことが、一番よかったようです。外気取り入れ用の吸気口を水充填室1箇所に設置し、空気の流れをワンウェイにして次室からは、逆流しないようにしたわけです。24時間そうすることで、虫が全く入り込めなくなったようです。

 

 また、製造ライン室に入るには10分間もかかるほど、徹底的な除菌作業をしてからしか入れなくなっています。

 

 省エネ対策では、屋根に太陽光発電パネル、400kwhを設置、空調には地中熱を利用しています。

 

 

 

 静岡県でのシェアはリターナブルボトル(ツーウェイ方式)で5~6%、全国ではワンウェイ方式で2%程度だそうです。

 

  現在、顧客数は10万件程度ですが、月間に1000人程、純増しているそうで、現在の12時間稼動/日も近い将来、24時間稼動/日となるだろうという。

 

 

 因みに、ここの水の除菌方法ですが、

 

 134℃まで加熱殺菌した後、25℃まで冷却し最終的にフィルターで濾過しています。

 

 (オゾン殺菌したものは天然水とは呼べず、「ミネラルウォーター」と言います)