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フィンランド建築(プロムスタフォンデン老人福祉施設)

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 プロムスタフォンデン老人福祉施設はヘルシンキ市在住のスウェーデン人高齢者のための介護施設。

(写真は2013年4月23日視察訪問した時のもの)

 

 

 1936年、最初の1棟目が41床で建設され、その後40床、さらに50床と、増築を2回行い、現在は合計3棟からなる。

 

 建設当初は、ケアという概念が少なく、もともとは普通の集合住宅として建てられたものであるが、1990年代に全3棟をリノベーションし、全部で100床のケアを必要とする方の住まいとした。

 

 100床の内、53床(39名が認知症、14名が身体障がい車)をヘルシンキ市が買い取って所有しており、介護報酬はヘルシンキ市負担になる。残りの47床の人たちは自己負担で入居しているそうで、自分でお金払ってもどうしてもここに入りたい、という人たちなんだそうです。

 

 どういうことかといいますと、公的機関が認める介護度の人しか無償で老人ホームに入所できないことになっているんです。だから、介護度の低い人でどうしても入りたい人は自費で入所するしかないわけです。

 

 

 

 この施設では、車椅子はあまり見かけません。歩行器が多いようです。 歩けなくなると、急激にに身体機能が落ちていく、と聞いたことがあります。たぶんここでは極力、「歩く」という行為を大事にしているのでしょう。出来るだけ長く「歩ける」ことが快適に長生きする為の重要な要因になると思います。

 

 因みに、この施設での車椅子使用者の数を聞くと100人の内1名だけだそうです。

 それに比べて、日本の介護施設では車椅子使用者がなんと多いのでしょうか。価値観の違い?

 

 なるべくなら、本人の為にも安易に車椅子に頼らないようにすることが大事ですね。

 

 

 ここでは寝たきりになると病院へ移らなければならないそうです。

 

 

 失礼ながら、フィンランドでの看護士と介護士の給料を聞いてみました。

 

 看護士は月収2,105ユーロ(約272,000円)、介護士は月収1,928ユーロ(約260,000円)だそうで、日本と同様に他の職業より給料水準は低く慢性的な人手不足に陥っているそうです。

 

 

 それから、これ良いな! と思ったのがあります。

 

 腕時計型ナースコール。全員がこれを付けていて、いつでも好きなときに押せるようになっています。また、介護サービスの履歴はコンピュータに残るようになっておりいつでも閲覧可能です。

 

 

 日本でも介護サービスの事務作業量が煩雑で大変だ、と言う話をようく聞きます。

 

 毎日のルーティンワークをコンピュータにより自動化させればより生産性が上がると思います。

 今後、慢性的な人材不足による賃金と介護保険料の上昇など、ほぼ悲観的で必然的な未来が待っています。

 その為にも、煩雑な事務作業をコンピュータに任せて集計や計算も自動化すれば、浮いた時間で介護サービスの質向上にもつながり、不正請求の発生する確率もぐんと減るのではないでしょうか。

 

 先進国の中で、世界に先駆けて超高齢社会を迎える日本だからこそ、クラウドや人工知能、ロボットを使った介護サービスのイノベーションが生まれるはず、と思っているのは身内びいきでしょうか?

 

 

by 柳田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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